恋活・婚活の迷走事情/鎌田れい監修

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IMAGINE ~ 想像してみて

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画像出典:http://www.toshimaen.co.jp/

 

『恋活・婚活の迷走事情/鎌田れい監修』ブログの管理人osuna3です。

今週は、本日に管理人の戯言、土曜日(金曜日)に往復書簡の記事をお届けします。

 

 【もくじ】

 

 

 

ジョンレノンの名曲『IMAGINE』を聞いたことがあるでしょうか

 

ジョン・レノン作詞作曲で1971年に発表された『IMAGINE』。私の好きな曲の1つです。

 

イマジン (ジョン・レノンの曲) - Wikipedia

 

歌詞の一部です

 

Imagine there's no heaven
It's easy if you try
No hell below us
Above us only sky
Imagine all the people living for today

 

(対訳)

想像してみて 天国なんてないって

やってみれば簡単なことだよ

足元に地獄なんかなくて

頭上にはただ空があるだけ

想像してみて 人はみんな今を生きてるってことを

 

2001年9月11日、アメリカで起きた同時多発テロ。テロ後、放送局が「放送を自粛」した曲のリストに挙げられた局。

 

2番の歌詞では、殺し合いを否定し、みなが平和に生きることを「想像してごらん」と歌っています。

 

同じ頃、日本では報復的な戦争に発展することを危惧した人たちが、この歌を象徴にして戦争に反対するムーブメントも起こりました。

 

それくらい影響力のある歌です。

 

「IMAGINE」という言葉は、芸術家だったオノ・ヨーコがよく使っていたもので、オノ・ヨーコに触発されてジョン・レノンが歌にしたと言われています。

 

matome.naver.jp

 

 

高校生が携帯電話なんて持っていない時代のお話です

 

同じ高校に通うK介とC子。ともに3年生。

 

1年生のときに同じクラスだったふたりは、2年・3年になってクラスは離れたが、よくつるんでいた友人が共通だったこともあり、クラスを超えてグループづきあいをしていた。

 

C子がK介を意識しはじめたのは、2年生の冬。友人たちでクリスマスパーティをしてからだ。だれが言い出したか、部員の少ない演劇部の部室を借りて終業式の前日夕方パーティーをすることになった。部屋を準備する係り、飲み物を調達する係り、食べ物を調達する係、ゲームを用意する係りなど、それぞれ担当が決められ、C子とK介は近くのスーパーへに食べ物を買い出しに行く係りになった。

 

ふたりはそっと校門を抜け出して買い物をし、先生に遭遇しないようなルートを選び、ドキドキしながら部室に戻ってきた。

 

校門は通らず、網のフェンスを乗り越えて帰ってきたとき、K介は先に登ってC子の買い物袋をもち、いったん荷持つを置いて、再度フェンスに登りC子に手を差し伸べた。

 

C子はとても自然にK介の手をとり、無事にフェンスを乗り越えた。

 

二人は無口だったけど、互いに互いを意識した瞬間だった。

 

K介は専門学校の進学が決まっており、C子は就職が決まっていた、3月。あのクリスマスパーティー以降もグループで仲良くしていたが、別段二人きりになるようなこともないまま、卒業シーズンを迎えた。

 

卒業間近のある日、友人たちで遊園地に行こうという提案があったが、みんなの都合をあわせることが難しく、結局その案は流れた。言いだしっぺのK介はC子にだけ、「卒業前にどっか行きたかったよなぁ」と愚痴を言った。C子が「じゃ来られる子を誘って数人でも行く?」と聞くと、K介はそっぽ向いたまま、「ふたりで行かない?」とC子を誘った。

 

初めてのデート。

 

行先はとしまえんと決めて、卒業式のあとの3月某日、デートっぽく、西武池袋線池袋駅改札で待ち合わせることになったと、デートの前日、C子は上機嫌で私に話してくれた。

 

そして4月のある休日。C子と私は駅前の喫茶店で待ち合わせして、卒業後のそれぞれの新しい環境のことなど、たまったおしゃべりをした。

 

開口一番、私はとしまえんデートについて興味津々に切り出したが、C子の返事は意外なものだった。

 

K介は、待ち合わせ場所に来なかった。

 

告白こそされなかったけれど、卒業前のC子の話から推測するに、K介がC子に気があるのは確かだったように思えたので、私は「何か事情があったんじゃない?風邪ひいたとか。連絡してみたの?」

 

C子は、私の言葉にただ首を振るばかりで、もし私と行くのがイヤになったとかだったら悲しいから、連絡なんてしたくないと言った。

 

西武池袋線江古田駅にある大学に通っていた私はふと思いついて、「もしかして違う改札で待ってたんじゃないの、ふたりとも」とC子に言うと、C子はとても驚いて「でも大きい方の改札だよ」と言うので、「1階と地下の改札口は、どっちもそこそこ大きいよ、だから間違えたんだよ、きっと」と私はC子を慰めた。

 

改札から電車が見えたかと尋ねると、C子は見えなかったというので、C子は地下、K介は地上で待っていたんだと、私は確信した。

 

 

www.toshimaen.co.jp

 

 

IMAGINE ~ その後のふたり(1)

 

私と別れてからC子は、ずっとこの間の待ち合わせのことを考えていた。本当に改札を間違っていただけなのか、他意はないのかと。

 

でも、やっぱり電話をかける勇気はでず、眠れない夜を数日過ごした。

 

職場の先輩に何気なくそのことを話したら、「電話がダメなら、手紙でも書けばいいじゃない」とアドバイスされた。「女の子名で届くのもイヤなら、別名にしてさ」と。

 

もうこれ以上、グダグタしていたらきっと手紙すらも書けなくなると思ったC子は、先輩のアドバイスに背中を押されて、ようやく手紙を書くことを決心した。

 

何度も何度も手紙を破っては書き直し、デートの約束をした日から10日後、ようやく投函した。

 

それから半月後、C子のもとに差出人「XX高校 同窓会幹事」と記された手紙が届いた。

 

そして、ある晴れた5月上旬、C子は西武池袋線の地上改札口に再び立っていた。

 

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IMAGINE ~ その後のふたり(2)

 

K介は西武池袋線池袋駅1階の改札に、待ち合わせの30分前に着いた。家にじっとしていられなくて、早めに出かけたのだ。

 

切符代を確かめたり、時刻表を確認したり、落ち着かない30分を過ごし、約束の時間になった。

 

人の行き来も多く、改札の数も多いこんなところで待ち合わせをしなければよかったとK介は後悔していた。C子を見つけられるだろうか。目を凝らし、頭を巡らせJRから流れてくる人並みに見入った。

 

10分、20分・・・ついに1時間たってもC子が現れない。

 

まさか先に行くはずもないだろうから、C子も自分を探せなくてウロウロしているんだろうと、K介は改札の端から端、JRの改札の方へも何度も行き、C子を探したけれど、見つけることはできなかった。

 

結局2時間待ったところでK介はあきらめ、帰途に着いた。

 

その日の夕方、自宅に帰ってからずっと悶々としてたK介はなぜC子が来なかったのか、さんざん考えていた。

 

具合でも悪くなったのか?

なにか急用ができたのか?

まさか事故とか?

それとも自分のことがイヤになったのか。

 

考えはどうどうめぐりで、答えなんかでるわけがない。

 

午後6時、もうこれ以上グダグタ考えていたら機会を逸して後悔するとK介は心をきめて、家の黒電話を手にした。

 

「もしもし、サイトウです」

「あの・・・C子さん、いらっしゃいますか?」

「いますけど、どちら様?」

「あの・・・高校の同級生だった、コジマといいます」

「どういったご用件ですか?」

「えっと、その・・・高校の同窓会の幹事になっていて、今度その集まりがあるんで・・・その・・・連絡です」

「あぁ、そうですか、ちょっと待ってくださいね。C子!!」

「・・・」

「もしもし、何?」

「あの、今日どうかした?」

「何が?」

「だからその・・・待ち合わせに来なかったからさ」

「えぇ1?何言ってんの、来なかったのはK介じゃん! 私1時間も待ってたんだから!!」

「えっ僕、行ったよ!」

「うそ! 私はずっと改札に向かって右側の柱のとこにいたんだから」

「いや、いなかったよ、僕はなんども改札の前を行き来して確認したんだから」

「そんなわけない。私はずっとライオンズのポスターのところにいたの!」

「ライオンズのポスター? そんなもんなかったよ」

「えっ、あったでしょ? ファンクラブのが?」

「ううん、確か柱に貼ってあったのは痴漢は犯罪ですっていうポスターだったよ」

「ええっ~!?」

 

K介は受話器の送話口を手で押さえ、居間でテレビを見ていた4つ年上の兄貴に「池袋って改札何個?」と聞いた。

 

ふたりはようやく事情がわかり、互いに不安だった気持ちも解消されて、改めてとしまえんに行く約束をした。

 

今度は電車が見える1階の改札の、痴漢撲滅のポスターの下で。

 

それからふたりは思い出のとしまえんに、アニバーサリーがあるたび訪れている。そしていずれは子どもたちも連れて行こうと計画している。

 

IMAGINE ~ その後のふたり(3)

 

待ち合わせに失敗したC子とK介は、ふたりともそのことは頭の隅においやって、毎日を淡々と過ごしていた。

 

そうしていくうち互いに、待ち合わせに失敗した出来事の痛みは癒えていき、また相手に対する好意も、徐々に薄れていった。

 

K介は専門学校で新しい彼女ができ、C子も会社の先輩社員と不倫のような関係になっていた。

 

高校卒業して3年後、各クラス合同の同窓会が企画された。K介もC子も、当時仲の良かった友だちもみんなあつまり、楽しく思い出話に花が咲いた。

 

高校側の許可も得られていたので、お酒も振る舞われた。思い出のバカ話も盛り上がり、ほろ酔い気分もあって、だれかがC子とK介のとしまえんデート話をバラした。どうやらK介が相談していた友だちのようだった。その友だちに「なんでオマエ来なかったんだよ~」とからかわれたC子は真相を話し、その顛末に友人たちは大笑いした。

 

けれど、ただひとりK介だけは笑っていなかった。

 

同窓会の帰り道、同じバスに乗り、降りていく友人たちを見送って、最後にK介とC子がバスに残った。

 

K介の降りる停留所はあと2つ。終点のC子はまだその先。最後部座席に座っていたK介が、C子に声をかけた。

 

「あのさ、もう一回としまえんトライしない?」

 

C子は驚いて振り向いた。

 

「でもあんた彼女いるって。さっき友だちが言ってた」

「・・・うん、専門学校卒業して3カ月で別れた。でもフラれたから、さっきの友だちには言ってなかった」

「・・・そうなんだ」

 

ピンポン

 

K介が降りる停留所。

 

「で、行く?」

「・・・うん」

 

「俺今一人暮らしだから」そういってK介は電話番号を書いたメモをC子に手渡した。

 

1か月後、C子は不倫を清算してから、K介へ電話をかけた。

 

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最後に

 

このふたり結末はどうだったと思いますか?

 

待ち合わせ失敗事件は実話です。私はK介とC子はお似合いだと思っていました。

 

今はスマホですぐに連絡がとれる時代ですから、こんな思いをすることはないと思いますが、その一方で待ち合わせなどが安易だったりすることもあるかなと思います。

 

もし誰かに対して、何かを確認したいとき、もしくは何かを伝えたえたいとき、それがとても勇気がいることだとして、行動を起こさなかったことを後悔しないといいなと思います。そして、何かを自分だけ結論づけないで、ぜひ一度相手を思って、想像をめぐらしてみて、ほかにも答えや打つ手はないか考えてみると、違った世界が見えてくるかもしれません。

 

 

という、お話でした。

 

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